1.回復しないドイツ経済
ドイツ経済が回復しない。自動車大手フォルクワーゲンが国内3工場の閉鎖と数千人程度の雇用削減を計画。ドイツ自動車工業会が10月末、EV移行などの影響で2035年までに14万人が失職の可能性を示唆。
ドイツ経済が良くならない中で、欧州の国々の景気は緩やかに回復する見通しだ。ユーロ圏の7-9月期の実質GDPは前期比0.4%と4-6月期から増加景気は拡大。スペイン、フランスが堅調、英国も景気を持ち直している。
GDP世界2位の中国、10月に発表された7-9月期の実質GDP成長率は前年同期比で4.6%増、4-6月期より減速。中国経済の成長は確実に鈍化。国内消費が不調による内需の不振、不動産開発の大幅減、企業の景況感も悪化。