雑木山の意味するものは「多様性」であり、
違うものが雑然と集まっているから面白い。
雑木山の特徴は、
1. 秋になれば美しく紅葉する。
2. 木の実がなる。
3. 故に鳥や小動物が棲み、その糞を通じて種が撒かれる。
4. 落葉の森には陽が射して次代の若木を育む。
5. 堆積した落ち葉は保水性を持ち自然のダムの役割を果たす。
6. 更にこれが養分となり海を豊かにする。
雑木山とは、十人十色の違う者同士の集団で有るが故に、
活力を生み出していくという組織運営の知恵を表している。
杉山のように、どこを取っても似た様な「金太郎飴のような集団」であれば
やがて大地が痩せてくる。