スマートフォンが経営を変える No.1
1.スマートフォンとは
スマートフォンはiPhoneやアンドロイド搭載の携帯電話などを代表とした高機能で多機能な携帯電話と言うのが一般的な解釈である。そして、電話も出来るが、小さなコンピュータと言った方がピッタリくる。
以前からもメールもインターネットも出来る高機能な携帯電話は有ったが、スマートフォンとは大きな違いがある。それは、従来型の携帯電話はハードウェアとソフトウェアを一体として作っていた。
しかし、スマートフォンのOS(基本ソフト)は常にバージョンアップが行われ、アプリケーションソフトは数多く追加されている。ハード(端末)を替えずに、その進化した機能を活用出来る。
2.スマートフォンの現状
iPhoneが世界で1億台を販売しアップルは前期、過去最高の利益を出した。日本国内では昨年からgoogleが提供するアンドロイド携帯が発売されてたが、iPhoneは世界のスマートフォン市場の4割近くに達している。
今後多くの携帯がスマートフォンに替わる。企業でもiPhoneを全社員に持たせて情報共有を行っているところも出て来た。社内のメールは勿論のこと、データベースに接続し商品情報や在庫閲覧も瞬時に行える。
4月末からはドコモがスマートフォンを利用して外出先から社内情報を共有したいというニーズに対応し、法人向けのクラウドサービス「モバイルグループウェア」の提供を開始している。
3.どう生活やビジネスを変えるのか
スマートフォンが、今後、ビジネスと生活と社会をどう変えて行くのか、また、経営がスマートフォンによってどう変化するのか。ここが知りたいところである。しかし、まだ予選が始まったところだ。
アップルの最高経営責任者、スティーブ・ジョブス氏は「パソコンはまもなくデジタルライフの主役ではなくなる」。と6月の自社サービスの発表会で言い放った。
アップルが始める新サービス「アイクラウド」はネット経由でソフトや情報システムを利用する。
クラウドコンピューティングへの本格参入だ。
端末はスマートフォンで、「パソコン抜き」が鮮明に表現された。
(Written by 川下行三 11/07/22)