関西(大阪・京都・神戸)の中高年・シニア・高齢者の人材派遣会社

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コラム 人と経営

鮮度と感度 No.1

1,情報発信の中心はどこ

日本での情報発信基地は、間違いなく東京だ。企業の広告担当者は東京にいる。
大阪本社の企業も登記上は大阪に残すが、実質的な本社機能は東京に移しているところが多い。

マスコミの集中度は以前から東京であった。しかし、今、情報発信は個人に移行しつつある。
ツイッターやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、ブログなどのソーシャルメディアだ。

ツイッターやエバーノートは発信者の居所がわかる。この個人の発信、日本のつぶやきの大部分は圧倒的に東京を中心とした関東エリアである。
個人の情報感度は関東人の方が高いかも知れない。

2,情報感度と情報鮮度

情報感度の高い人達が、鮮度の高いつぶやきを発信する。あの検索大手のグーグルが危機感をつのらせている。何かを調べる時に、ツイッターの検索で鮮度のある情報を手に入れることが出来る。

情報感度の高い企業は、ツイッターを新製品発表、販促などのメディアとして活用し始めた。
ここから、物語がスタートする。マスメディア中心から、ソーシャルメディア併用へと。

世界のマスコミは、米国西海岸の小さな町、シリコンバレーに記者を常駐させている。
しかし、生の情報は、企業の決算発表ではなく、シリコンバレーを中心に活躍する人達から発信されている。

3,大阪に感度や鮮度があるのか

大阪維新の会が、マスコミを賑わしている。大阪市と大阪府を合体させる目的の為の活動なのだが。市議や府議、知事も従来型の人達ではないだろうか。何か大きく変わる気配は感じない。

ソーシャルメディアの活用も、環境問題への取り組みも大阪の企業経営者や経営幹部の感度は鈍い。勿論、鮮度も無い。旧来のコミュニケーションを続けている。

大阪は一例だが、地方都市はもっとひどい。東京に負けない、感度と鮮度を高めて欲しい。
先ずは受信から始めよう。ツイッターやフェイスブック、スマートフォンを新聞記事として読むのではなく、実践しよう。
(Written by 川下行三 10/09/30)
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