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コラム「人と経営」
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■ IOTからIOHへ ■
1,IOTで何が変わる

インターネットが一気に拡がったのは1995年以降で、僅か20年少しの歴史だ。そしてデータをPCやサーバーに蓄積して利用する時代が永らく続いた。数年前からクラウドと叫ばれ、やっとサービスが追いついた。

全てのものがインターネットに繋がるというのがIOTの考え方だが、これがコンピュータの世界を大きく変えつつある。世界数十億人のスマートフォンやモノがインターネットに繋がる。

膨大な量のデータがクラウド上に放り出され、活用されればいいが無目的に集まったデータは解析されず、利用もされないことが想像される。

2,社員にセンサーをつけた実験

日立製作所は、営業社員に加速度センサーを組み込んだウエアラブルの名札を持たせて観察を行った。無意識に行われる身体運動の持続時間を計測し、集まってきたデータをAIで解析し、個人にアドバイスを行う。

身体の揺れの解析結果から「組織活性度」を定量化する、という実験から、組織の活性化や職場の幸福感を推測し、AIからのアドバイスでコミュニケーションが良くなり成績が向上した。

この成果を生かし、商品化を行い、働き方アドバイスによる、働き方改善と組織活性度の向上をねらいにしている。そして、組織の活性化が営業の受注率を高めていることもわかっている。

3,IOHの時代が始まった

シーンと静まりかえった職場よりワイワイガヤガヤと声が聞こえる職場の方が活性化している。中小企業の時はそんな雰囲気が、組織が大きくなり、見えない壁が出来ると組織は停滞する。

それをセンサーとAIを使い改善しようとしているのが日立。モノがインターネットに繋がるIOTではなく人がインターネットに繋がるInternet of human IOHの時代が訪れている。

某工場では、作業員がスマートウォッチを装着し位置情報や動作状況、心拍数を計測しそのデータから異常値を発見し通知することや眼鏡型やヘルメットに組み込んだ機器から情報を吸い上げ、危険を回避する。

ウエアラブル(人が身につける)コンピューティングがこれから注目すべきキーワードだろう。

                                     (Written by 川下行三 17/08/22)

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