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コラム「人と経営」
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■ アジアの現実 ■
1,アジアで嫌われる中国人、韓国人

ベトナムの経済は東南アジア域内で堅調に推移している。中国に陰りが見えて益々ベトナムへの投資が増加してきた。最近は、ビジネス客のみならず、アジア諸国の観光客が空港の入国審査に長い行列をつくる。

日本でも見られるが、急激に豊になった中国人のツアー客が、世界遺産観光やリゾート開発が進むベトナム中部最大の都市、ダナンにも押し寄せている。

ダナンのガイドは言う「中国人、韓国人の団体客はマナーが悪い」。
出来ればそのツアーのガイドをしたくないとも。特に、ベトナムと中国は政治・軍事面でも関係が悪く、その影響も大きい。

2,豊かなカンボジア

首都プノンペンにある国際空港。小さな空港では有るが、リニューアルされ小ぎれいな空間に変身中。空港の駐車場一角に停まっているトヨタの高級車、レクサスの軍団。近くにはベンツや外車が並ぶ。

この4〜5年、カンボジアは平均7%の経済成長を続けている。プノンペンの土地は急激に上がり、地主の農民は成金に。そして、外車を乗り回す市民が増え、週末のイオンモール、駐車出来ない車が列を成す。

3Kと呼ばれる現場のサービス業には働き手がいない。プノンペンから遠く離れた田舎から流入する若者が、その職を得る。賃金は安く、都会の豊かな市民との格差は拡がっている。

3,貧富の格差

人口ピラミッドは日本や中国、韓国は高齢化が進み、逆三角形に近づきこれからの経済成長は望めない。しかし、アジアの国々は平均年齢が若く、2050年までは経済成長が可能だ。

その中でも、カンボジアやフィリピンは人口ボーナス(生産年齢人口の比率が増加)が2060年まで続くと分析されている。経済成長のエンジンとして考えることが出来る。

首都や経済発展している都市には仕事が有り、田舎には有望な産業は見当たらない。中国も貧富の格差に政治が揺さぶられている。東南アジアのキャッチアップの国々の現実は大変厳しい。

開催まで7ヶ月。この五輪を成功させることが、ブラジル経済復活の第一歩になるだろう。


                                     (Written by 川下行三 16/03/10)

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